赤とんぼデータベース

透明になりたくて　家を出た
誰でもない　何者でもない僕

真っ白なキャンバスに　なに描こう
まっさらな自分　過去のない色

積み重なれば　僕色染まり
キャンバスも　その色に

透明になりたくて　街を出た
誰でもない　何者でもない僕

僕の描ける絵　変わらないのに
まっさらな自分？　過去のない色？

透明になりたくて　透明になりたくて
嗚呼

夏の終わりを偲びつつ
ほら大文字　鳥居　舟形
夜空　朱に染め　誰を誘（いざな）う

歳ひとつ重ねため息
ほら六文銭　わらじ　傘杖
夜空　朱に染め　我を誘（いざな）う

針落とせば　刹那の音色　原色の
熟れた果実　滴り落ちて　退廃の

彼（か）の岸　此（こ）の岸　渡りきて
堕ち行く先は　誰（たれ）ぞ知る

もういいよ
寝ておきたら3時半
遅刻遅刻でハイ二度寝

もういいや、なにもかも

もういいよ、どうせあれだろ？
俺みたいなやつがいたって社会には何の影響もないんだろ？
いいよいいよ、一昨日はタバコ吸おうとしたらライターなくてコンビニでわざわざ
買ったってのに鞄の中に入ってたしなんだよもう100円返せよ畜生
しかもこの前なんか酒飲んで帰りに電車乗ったら人身事故で1時間も足止め食って
コンビニよって何買おうか悩んでたら店員がやたらじろじろ見てくるし
んで帰ったら帰ったでLimeWireつけといたらトロイの木馬三つも出てきて動画はグロ画像だったし


なんかもうどうでもいい

いつもより早く教室の戸を
開ければ窓際の席
必ず僕より先にいるから
安心して またすぐに 緊張した

君は長めの髪をなびかせて
甘い匂い漂わせ
いつも僕に手に汗握らせて
犯罪者の 予備軍に させたね

それも明日で 開放される
悲しむ僕は 変態ですか
それに加えて 臆病者だ
この日まで ずっと逃げてきた弱い男

この恋よ 儚い恋よ
君へ唄えど 花と散るなら
それでもいいさ 仕方ないのさ
でも決めつけるのは まだ 早いだろう

この恋よ 儚い恋よ
ひとまわりまた 僕を大きく
させてくれると 願って寝るよ
告白と卒業の前夜

鏡の中の不細工は誰なの？
俺なの？ 俺なの？ 本当に俺なの？

愛が足りない 愛が足りない 愛が足りない
死にたい 死にたい 死にたい
腹が減った 誰か飯をくれ