(1)
すだれ :
作詞/無楽 :
329_277
夏の花火を風と運び
見せて隠して夜の中
遠い空咲く牡丹の色に
胸に心に華の咲く音
隠しきれない明るさを 散れる間際の慟哭を
窓に一枚すかし見る もっと切なくなるとても
風の香りさえ通すとて
景色ぼやけるすだれごし
泣いた後見る風景に似て
涙流れる頬の涼しさ
見えない故に香りたち 音の深きを心にしまう
顔を覆って泣いた日が 鮮やかな理由悟ります
忘れたくない日々が来て 次に涙を落すとき
顔をこの手で隠します 庭に部屋にと漂う香り
音は二度とは来ないから