(1)
月を食べる :
作詞/マルミユ :
127_589
腕を伸ばす 端をつかむ
引き寄せて齧る 甘い香り
硬いかけら 喉の奥で溶けた
僕は月を食べる 澄んだ空の夜
角をむしる 傷を刻む
引き裂いて齧る 篭る香り
柔いかけら 喉の奥に絡む
月の悲鳴聴いた 夢のような夜
僕の親友 月を食べて死んだ
僕の両親 月を食べて死んだ
僕の恋人 月を食べて死んだ
僕も僕も僕も 月を食べて死にたい
金のベール 輝く肌
全て食べ終えた そのはずなのに
むせ返る香り 消えず香る
ほら 月は月になった
僕は空へ浮かぶ 誰もいない夜