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複雑な大人たちのうた :
作詞/T9 :
1020_71
大人になればなるほど知能も
それなりに進化してきている
脳味噌のシワの数さえも
数えられないくらい複雑
もっと単純に、そう明快に
なることもないがいずれはそうなると
手が届くはずなのに
手を伸ばさず
子どもの頃に置いてきたもの
単純で、それで純粋で
ストレートに伝えた思いも
話半分、気持ちも半減
もっと率直に、そう壮快に
できていたことができなくなっていた
手が届くはずなのに
手を伸ばさず
そう気付いたときにはもう
誰かを失いかけていたとき
失った後ではなかったことが
唯一の幸いだったと思った