(1)
雪女慕情 :
作詞/うか :
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白い雪の降り積もる 何もないこの世界で
生まれ落ちたのは 幸か不幸か
顔を出した雪兎 さし出した指をかすめ
わたしを置いて行く 寝ても覚めても
過ぎゆく年月(としつき)は孤独を招き
悲哀な感情も薄れていった
あの日あの時 あなたに逢うまで
月の綺麗な夜でした 暖かい存在に触れたのは
怯えもせずに指に触れ 穏やかな笑顔を浮かべては
森の向こうの谷を越え 旅の途中だと言いました
雪の華の舞い落ちる 白銀のこの世界で
恋に落ちたのは 幸か不幸か
彼に聞いた旅の話 そのどれもが楽しげで
いつも聞いていた 寝ても覚めても
過ぎゆく年月は孤独を忘れ
悲哀な感情も薄れていった
あの日あの時 あなたに逢えたから
とても素敵な日々でした 心地よいぬくもりに満たされて
愛おしさから頬に触れ ふと気付くあなたの体温にー・・・
どうか神様お願いです 命の炎が消えるその前に
あの人のぬくもりで 私を溶かして
土に還り春になれば 桜を共に見ましょうか