(1)
鋭角の夢 :
作詞/無楽 :
923_28<>923_31<>923_33<>923_37
遠くより音に聞いた感性は
あいうえお より ゐろはにほへと
古きを訪ねる道すがら
右に戸惑い 左に遊び
心を正して 袂を乱す
その時 人は 紛れも無い
新しきを知るのだろう
この姦しき世の中に
そうじゃない そうじゃないんだ と
泣きじゃくる声は 竹林の奥 確かに 心が
心が 哭いている
近くゆえ目にも見えた個性とは
あかさたな より はまやらわをん
終わりに至る道行きで
上に騒いで 下にと喚き
心を正して 裾を捲る
その時 人は 紛れも無く
古き良きに死ぬのだろう
この世話しなき世の内に
かくあれかし かくあれかし と
揺れ誘う音は 提灯の闇 確かに 魂が
魂が 燃えている
一寸先の明暗も 判じ難い面白さ
右に戸惑い 左に遊び 上に騒いで 下にと喚き
帰りなんいざ 我が源点へ
この凄まじき世の中を
これでいい これでいいんだ と
突き進む鬼と 鋭角の夢 確かに 我らが
我らが 生きている