(1)
エピトロコイド ：
作詞/カタリ ：
882_43
この世界の真ん中はボクだ 鎖の中で襞（ひだ）になって蹲っている
指差す手は切り落とされて 難しい事何も考えていたくない
初めて笑った誰かに笑われている こんな希望は廃棄してしまいたい
罵倒の海に溺れて 情報の影に怯えて
今を生きるボクたちは泳げずに
砂糖の甘さを知って 語りかける悪魔の手を取って
旅をやめるのさ
捕まえても逃げられるだけで 時計の針が投売りで焼却炉まで
首に巻かれた長いストラップ 変われない旨伝えられずに夢現（ゆめうつつ）
終わった事さえ知らずに走らされて 光なんてもう差し込むはずもない
機械の罪を嬲って 命令の嘘に嵌って
今を殺すキミたちは死んでいく
理由の一つも知らず 襲い掛かる天使の矢を胸に
逃げるだけならば
いっその事これからを鞄につめて どこか遠くの風に運んでもらおうか
苦難の雨に刺されて 絶対の声に祈って
今を笑うボクになれたのかな
魔法の利用をやめて 問いかける神様の意を酌んで
キミを捕まえた