(1)
今だけだなんて ：
作詞/jas39 ：
842_453
迷い子の子猫を 見つけた星の夜
街灯りひっそり おびえて凍える声
夜風に棚引く 笹の葉ざわめく
星の瞬き（に） 手が届きそうだ
抱き上げた身体が 少しこわばり
行き所の無い僕と 同じ目をしていた
今だけだなんて いい加減すぎるけど
タオルにくるまり 温まれば忘れるよ
今だけだなんて 曖昧すぎるけれど
時間が過ぎたら 前に進めるよ
迷い子の子猫の 小さな鈴の音が
街を照らすような 星明りに鳴ってる
雨の匂いがして 空が閉じかけ
今日の出会いが 昨日になってく
背を伸ばした身体が 遠くを見つめ
ぬくもりだけを残して すり抜けていった
今だけだなんて いい加減すぎるけど
抜け殻の跡は いつかは忘れるよ
今だけだなんて 嘘かもしれないけど
見送った事は 後悔しないよ