(1)
So Cold… :
作詞/801スレ44 :
801_44
外套のポケットに隠す左手は
誰かの手を握るでもなくただ…
暖かい店先の灯りが照らした
寒くて傘を持ち替えた右手
北風がドアを開ける
恋しくて寒さが押し寄せた
音も立てずにマフラーが落ちた
人は寒さに身を震わせるだけ
かじかんだ手を差し伸べた僕は
それが誰かのものであってもいい
太陽が影を落とす
顔も手も白く曇る
うつつが彩りをなくす
寒空に光はなく
恋しくて寒さが押し寄せた
「嗚呼 誰か私を暖めてよ」
呟く少女のマッチは売れない
この凍った沼に落ちたばかりは
底にいつまでも着かなければいい