(1)
古拙 :
作詞/無楽 :
765_82
おしとやかと云うのは
ただ押し黙る事じゃなく
心からの笑顔に添える
一抹の恥じらい
そこにいずるは紛れも無い
古き良き何かなんだと
信じる人へ贈る詠
影も形もないモノ 胸元に置くは幼すぎて
だからこそ私は拙いながら 精一杯 袖を引くの
奥ゆかしさと云うのは
ただ気を引く事じゃなく
薄絹を隔てた先に
あるはずの白肌
それをなぞるは夢のまた
夢に続く何かなんだと
嘆く人を送る詠
影も形もないモノ 胸元に置くは儚すぎて
だからこそ私は拙いながら 精一杯 帯を解くの
それでこそ私は拙いながら 精一杯 愛を説くの