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ケモノのおなご :
作詞/279 :
752_88
汝よ 名前をおしえたまへ
そなたを 獣(ケモノ)にしてやろうぞ
嗚呼 桜のように気高く
嗚呼 椛のように優しく
その あられもない姿 たいそう気に入った
嗚呼 可憐に舞った花びら
嗚呼 綺麗になっていくなり
まだ 未熟でありながら なかなか様である
見た目はまるで 化け猫か
もしくはただの おめかしか
汝よ 名前をおしえたまへ
そなたに 魔物を扱えるか
嗚呼 雀のように可愛く
嗚呼 烏のように賢く
その 誰もが目をつける そなたが気に入った
見るたび何故か 惹かれてく
好(よ)いも悪いも 消えていく
汝よ 名前をおしえたまへ
そなたに 着物を着せましょうぞ