(1)
フィゾイド :
作詞/あとおとえ :
658_6
薄い夏が噴水を引連れて
二つの車輪を焦がしていく 太陽
君を後ろに乗せながら走りだし
二人の重さで作っていく 轍を
「幸せは炭酸に 溶かすほどあるんだよ」とか
詩人めいたことを零す 君の口
「それならば溶かしてさ 二人で飲み干そうよ」
そして もう一度味わってみるのも悪くないよね
夏陰 朧に 逃げ水 蜃気楼
この暑さとは違う 熱は幻じゃないよ
青空 隙間に 白雲 風吹かす
その涼しさじゃ僕の 熱は冷めないと思った
そんな感じ 惚気話は多分続くと思う