(1)
回り灯籠 :
作詞/無楽 :
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不思議に魅せて音無く変る
夏の終わりの涼しさに
回り回され くる くる くるり
四季を想わす移り変り
飽きず見つめて目がまわり
手を差し伸べて くら くら くらり
座りこむ暗闇 足元の彩り 打ち水の香り
ヒグラシの 夏を惜しむ声がする
カナしい カナしい 声がする
回る仕掛けを知りたくて
のぞきこんでしまうなら
あわれ貴女は 知ることでしょう
知らぬが華の理に
ただ一輪の蝋燭が
ともる儚さ 知ることでしょう
おぼろげに流れて まためぐり来る 回想の灯り
どこからか 風鈴ゆれる音が降る
いつかの どこかの 音が降る