(1)
百一鬼夜行(ひゃくいっきやこう) :
作詞/無楽 :
642_20<>sk3_519
今は昔の別れには
左前の袂が揺れる
ころりコオロギ 転がる闇と
同じ色を まとう訳
知り給うことなかれ
恋しゆかしや 手のなるほうへ
百鬼率いる悲しさに 数を数えてみたくなる
一人多いに涙して ああ 君がいる 鬼がいる
逢魔ヶ時に歩ければ
笛や太鼓の音に舞う
あの恐ろしき 列に並ぶと
泣き叫ぶ その心
死に給うことなかれ
鬼さんこちら 手のなるほうへ
百鬼かしずく哀れさに 数を数えてみたくなる
一人多いに涙して ああ 君がいる 鬼がいる
恋しゆかしや 鬼さんこちら
もう人でなし君のこと ひとり一人と数えては
黒をまといし意味に泣く ああ 鬼がゆく 君がゆく
ああ 君がゆく 鬼がゆく