(1)
ふらう :
作詞/無楽 :
529_53
お嬢さん おはいんなさい
縄がはぜる足の白 跡の残るに染まる色
今のうちとは思えずに くぐる輪の中 君 ひらり
音が響く石畳 鞠の弾むに似た声が
笑い残した黄色の余韻
影のうつるに知る夕暮れは
どこの誰かが 帰り待つ頃
お嬢さん おはいんなさい
縄がはぜる足の白 跡の残るに染まる色
今のうちとは思えずに くぐる輪の中 君 くるり
回す紐の風切りに 頬を打つに似た音が
耳を刺しては消えゆくように
声の霞むに泣く夕暮れは
どこの誰かを 懐かしむ頃
お嬢さん おはいんなさい
縄がはぜる足の白 跡の残るに染まる色
今のうちとは思えずに くぐる輪の中 君 ふわり
お嬢さん おはいんなさい
君の後ろ飛び込んで 髪の踊るに染まるもの
我を忘れて見とれては 伸ばす手の中 君 ゆらり