(1)
一の生 :
作詞/無楽 :
444_26
初めてはうまくいかない 毬つきのように繰り返し
見事弾むを見てみたい
それは声で それは心
この身朽ちるその前に
やさしく弾む 夢を見る
面白いこと 何もない世を ひとつ ふたつ 華に似せて楽しげに
色をつけては 香り忘れ ひと夜 ふた夜 人の夢と書いてみる
一度ではうまくできない 三線のように繰り返し
見事響くを聞いてみたい
それが声で それが心
影が消えるその前に
きれいに響く 夢を見る
声を上げては 散りて落ちるを ひとつ ふたつ 肩にのせてうれしげに
うつつは夢で 夢はうつつ ひと夜 ふた夜 うつらうつら行き惑う
始まりがあり 終わりがある またね またね 繰り返してどこへ行く
これが最初で これが最後 次は 次は 二度と来ない闇の中
初めてはうまくいかない
最後なのにうまくいかない