(1)
恋のメロディー :
作詞/カリバネム :
400_460
首筋に恋をぶら下げて
坂道を駆け下りた夕暮れ
いつだって僕に味方して
少しだけ汗ばんだ胸元
恥ずかしくてもすっぱくても 瞼を閉じて耐えられるから
梅だか桃が咲いていた 温い陽射しの下で待っているよ
空を重ねて見つけたラブレター 耳を塞いだまま羽を広げた
いつか二人が裸になるまで
繋ぎ続けてゆく メロディー
袖口を少し切り取って
ポケットに住まわせたピクシー
ドアノブと同じ重さから
生まれては消えて行くスキッフル
呼吸の術をなくしても 風が吹くたび光りだすんだよ
小指の先で押し込めた 愛の言葉の花を探してよ
空を重ねて見つけたラブレター 音を立てて生きて行くのを決めたよ
誰も知らない 触れても掬えない
二度と巡り合えない メロディー
空を重ねて見つけたラブレター 耳を塞いだまま羽を広げた
いつか二人が裸になるまで
繋ぎ続けてゆく メロディー