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(757スレ257-259) :
作詞/757スレ257-259 :
757_257-259
都会は焼け付くような暑さの夏の午後・・・
JOYSOUNDの若手社員2人がカラオケの版権手続きのためにRAINBOW GIRLの作者を
一生懸命探している・・・
「(ぜえぜえ)先輩、もう今日は諦めましょうよ。。見つかりませんよ。
ここには居ませんて。。。」
「弱音を言うなよ。俺だって辛いけどがんばってんだ。。。
けどな。。今日のところは引き上げるか。。。あーあ、課長に
なんて言やいいんだよ。。。。」
「あ、先輩、あれなんですかね?(指差して)」
「ん?・・・”作曲できるやつちょっとこい”・・・?」
「ひょっとするとあれが例のうわさの?」
「いってみるか」
”作曲できるやつちょっとこい”の中------
「先輩~。やっぱここちがうんじゃないですかぁ?
ほんとにこんなところに居るのかなぁ。。。汚いし、怪しいし。。」
「お、人が居るぞ」
「すいません、ここの方ですよね?ちょっと話をさせていただけますか」
・・・・それから・・・・・
「・・・・・(かくかくしかじか)というわけなんです。
おねがいできないでしょうか」
少し間をおいてスレのおやっさんはおもむろに口を開く・・・
「兄ちゃんたち悪いな、こいつぁ売り物じゃねえんだよ」
――――お金で買えない価値がある。VIP作曲できるやつちょっとこいスレッド
エピローグ
数日後・・・・・
「あれえ・・・おっかしいなあ・・・確かにここにあったはずなのに・・・」
課長「それで、お前らはおちおちと帰ってきたのか?」
「はぁ。。」
課長「そこまではいいとして、なんで再交渉にこぎつかんのだ!ああ?」
「いや、だから、何度も言ってるようにあったんですよ確かに。
でも蜃気楼というか幻というか。。。あったはずの場所にないっていうか
あったはずの場所がないっていうか。。。な、なあお前も確かに
見たけど、確かに無かったよな」
「は、はい、自分も先輩と一緒に発見して交渉しましたけど、
次の日行ったら見つからないというか、たどり着けないというか
その、はい。。」
課長「あああああーーー。もーーーおまえらは。なんなんだよ!
日射病で夢でも見てたっていうのか。。ったくもうなんなんだ」
「すいません」「すいません」
夕立の去った空には鮮やかな虹がかかっていた―――――――――――
エンディング曲:RAINBOW GIRL