(1)
猫は嫌い :
作詞/にんぢん :
884_54
君と僕が出会ってからもう どれくらい経つのかな
本の背表紙が日に焼けるくらい 砂時計が湿気で壊れるくらい
よく分かんないや わからなくていい
僕は猫が嫌い 猫が嫌い
風に靡く体を夜空へ逃がせば
夜間飛行の時刻は過ぎた 朝が来るまでの辛抱を
長い間続けてきたのは誰
綺麗事が大好きで どうしようもなく甲斐性もなく
サラバあの日の思い出よ 根性無しとの今生の別れ
これから会うこともないでしょう
寂しくなんかない 裸の心で剥き出しの体で
ラブストーリーが大好きで 訳もわからず もう手探りだ
いつかあの日の思い出よ あの子の心を震わしておくれ
これから泣くこともないでしょう
悲しくなんかない 絞り出す気持ちで止まらないこの声で