赤とんぼデータベース

朝靄を見ながら　ずっと考えてる
この世の穴という穴に栓をして
とめどなく溢れる　涙に任せたら
誰か一緒に死んでくれるだろうか

小石を放り投げた　背中に当たった
知っている世界はまぼろしみたいだ
不思議なもんだなあ　つまさきを濡らして
ここに立ったときに思い出すものはない

なあいっそ
全部やめにしないか
プレゼントで息ができないよ
大人になんて変わったつもりはないのに
冷たい水が飲み込んでくれたら

もっと鋭く　もっと氷みたいに
貫いてくれればいいのに

なあいっそ
全部やめにしないか
プレゼントで息ができないよ
大人になんて変わったつもりはないのに
冷たい水が飲み込んでくれたら

ほしゅ

雨が遠くなっていく
真新しくなっていく
貴方は未だ迷っているような
仕草をしてる　分かっているからさ

流されないで　声だけを信じていて
蛍のような鈴虫になって　傍に居て
蛍のような鈴虫になって　羽ばたいて

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あの子は果たして読んでる？
ちょっと早めに登校するのは
上履きの中手紙置くため

破り捨てられても構わない
身分不相応わきまえも無し
それでも継続は力なりと言う

別に内容は問わないぜ
自分に課すものも何もない
誰からかもわからないだろう

好きだとか書いてないけど
毎日のように何かを言いたい
君はいつか笑ってくれるだろうか

君はいつか笑って許して
君はいつか笑って許して