(1)
モニターモニター :
作詞/279 :
1062_159
君の絵柄が見えないモニター ウツラウツラの人生にも似た
すすけた墨汁色したモニター いつのまにやら汚されていた
骸骨が歌う コントラストのベランダから飛び降り
浅いプールに足を挫いて 所見殺しの冒険の始まり
そして世界が選んだモニター 高い異界の窓辺に分かれた
華奢な世界が選んだモニター 君の方から僕を見ていた
三月が終わる 革のベストを剥ぎ取ったら重なり
脚の先から零れるシズク 火花散らした三日月の終わり
赤いトンボが映ったモニター 嘘が嘘だと分かってしまった
涙と言う字が嫌いなモニター 海を襲って逆にやられた
妖精の羽が欲しい テストの用紙の裏 落書き
誰に見つかるはずもなくって 独りよがりの苦悩のわだかまり
合図のミラクル コントラストのベランダから相槌
腐りかけてる右の手首を 切り落とせない英雄の気まぐれ
綺麗な花が映ったモニター 一つ一つのマークにキスした
それから地球はスイカになった いつのまにやら女になった
君は見ててくれるか モニターの中 裸の美少女にも似た
すすけた墨汁色したモニター 君の方から僕を指さした