(1)
ラストエンドロール ：
作詞/詩街 ：
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ネイビー 曇天の空 闇を覆い被せ 或る予感を持ち込み
レイニング 突然の斜線 ぽつぽつと街は傘で彩られてく
「メイビー 世界は消滅」 午前２時だってさ ねえ 日付が変わった
シンキングタイムは無いよ ふつふつと湧き上がるもの 解放しようか
焦燥と衝動の合唱
汗が伝ってニヤリとしてみる
喧騒と高揚の共鳴
血が騒いでるなら 鼓動に合わせて さぁ 踊ろうよ
踏切飛び越え、赤信号の中、かまいたちの様に
人と車のスライドショーに斬り込んで。
埋もれてた僕ら、どうせ最後なら、せめて最後だけ
正真正銘のエンドロールに駆け込んで。
目指すのは無人の司令塔、子供の頃の馬鹿げた夢の実現へ
時計台の下
廻る針より速く
時限爆弾の数字が少なくなってる
「不可能じゃないか？」
切れる息の隙間に
絡むリミッターが刺す 絶望をほどきながら
階段飛ばして、点滅する赤、死出三途の前
転んだ君の手と一緒にドアを押し開いて。
目を合わせ僕ら、ロボット蹴散らし、コンピューターの前
最終関門「パスワード入力」、どうしようか。
あと１２秒。
怯える民衆、震える指先、涙が溢れて
「もうダメだ」 時限爆弾は０のみを示した あぁ
崩れ落ちる希望、眩み霞む視界、でもおかしいな
終わったはずのエンドロールは終わらない。
「予言者は誰だ」
叫んだ僕の肩を掴み、君は
「こういうのも良いだろ」
と言って、笑った