赤とんぼデータベース 検索

・検索対象は曲名・作者・本文。
・No, PostNo, Title, Words, Music, Credit, FileLink, Files, Contents, Comment, Categoryがオプションとして使えます。(例:No:405)
・詳細はこちら


探し場所: ページ別 件ずつ 詞リスト 曲リスト
ソート:

1件中 1 - 1件目を表示 ( <<前 次>> )

No.23368 ( 詞リスト )
(1) 奇想礼賛作詞/無楽959_18-19<>sk7_737
春で朧で御縁日と
独りごちる夜にゐて
あの電柱の陰に観るは
人を殺した 人のまごころ

そんな奇想を感性と呼び
我が子の如く育めば
この夜桜の木陰には
何の形を想起する

在れば良いなを目蓋の裏へ
映す心は春の世の梅
香りすれども姿は見えず
けれど確かに凄まじい

百年を跨ぎ 千年に遊ぶと 信じて止まないモノが在る
どうか、不自由と言うなかれ 発想の限りに 貴方は自由だ

秋の初めのあだし野を
そぞろ歩く宵に在り
あのススキの陰に聴くは
あなめあなめと 詠うまごころ

そんな夢想を表現と呼び
我が身の如く愛でるなら
蚊遣りの煙むすぼほれ
誰の形と誰何する

居れば良いなを枕に変えて
夢む心は秋の世の虫
細く拙く仄かで幽か
けれど確かに姦しい

千年を離れ 万年に遊ぶと 信じて止まないモノが居る
どうか、不自由と泣くなかれ 想像の限りに 貴女は自由だ

在れば良いなを目蓋に浮かべ
居れば良いなを枕に変えて
育て育む 夏のゆふぐれ
愛で慈しむ 冬の雪道
だから、確かに面白い

一瞬に知る もののあはれを 言祝ぐ五感に喝采を
どうか、不自由と哭くなかれ、奇想の限りに 我らは確かに

確かに 自由だ
キソウライサン