(1)
悴せて :
作詞/あとおとえ :
894_230
白い花が一輪咲いている路地裏では
いつもの様に薄汚い空気が徘徊していて
そこから見る狭い空は青と白のコントラストで
これが世界の全てだと認識していた
寒くなる季節に降るミルクの塊は
冷たくて体は温まらないし
甘いわけでもなく苦いわけでもなく
でも喉の渇きは潤せるかな
人の手に触れられる思い出は幼すぎて
すぐに消えてしまうと思っていたけれど
あまりにも変わらないこの日常の繰り返しじゃ
それだけが寂しさを紛らわせる唯一の行為だった
分かんない
僕を囲む白い人達の目は
どうしてこんなに冷たいんだろう