(1)
棍棒っぽいものの名前が思い出せない ：
作詞/ゐそ ：
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煌めいた月の先に 兎はまだいるでしょうか
その重い棍棒のようなものを 持つ腕が震えてた
煌めいた目の先に 涙はまだ残っているのでしょうか
その重い棍棒のようなものを 僕も共に支えるから
君ひとりで必死に白い敵を叩き続けても 餅はできないんだから安心して僕も手伝うよ
新潟県の潟の上の「白」っぽい名前をした入れ物に 奴を閉じ込めてさ 僕はそいつを弄り倒すよ
はじめての共同作業だね まるでケーキ入刀式 餅をひたすら殴打するバイオレンス
棍棒のようなもので 誤って僕の 脳天を直撃するミスすらも愛おしい
愛染まる月の中で 餅つき続ける君と僕
その重いバットのようなものの 名称が覚えられない
哀染まる空の上の 太陽には君はいない
その重いバットのようなもので 僕をむしろ殴打してくれ
粘着質な餅のような物体になって君の栄養素になりたい
今だ餅つき道具の正式名称を言わない僕を殴打する君が
死を感じるほどにいとおしくて仕方がない
逢たくて月の中で 糯米貢ぐ僕の姿
その重いバットのようなものを 僕のバットに置き換えて
逢たいよ月の中で 朝になると君は消える
夢の中でしか出会えない 君は夢の中のレディ月のうさぎ