(1)
薇 :
作詞/にんぢん :
869_151
真夏の昼が過ぎて 夕立が降ってきた
焼けたアスファルトを叩く雨が どうしようもないまま流れていく
傘はもって出掛けなかったよ だってそんなことどうでもいいから
濡れた服は意外とすぐ乾くから
人だって機械とおんなじだ エネルギーが無いとガス欠を起こす
一番例えられたくない相手に 一番底がよく似てるなんて
下手な皮肉もいいところだろう
雨降りの午後を駆け抜けて 欲しかったものはよくわからない
社会の仕組みもわからなくなる そんな時を過ごしてたんだ
真夏の昼が過ぎて 蝉も少し落ち着いてきた
焼けた肌を突き刺すような ちょっと気持ちよく感じちゃってる
長袖の服なんて持ってなかったよ だってそんなことどうでもいいから
体は冷えても意外とすぐ熱くなる
誰だって子供とおんなじさ すきにならなきゃ何もできない
いつだって分かったような素振りをして カッコつけてさ斜に構えるなんて
笑っちゃうよね 冗談じゃない
雨降りの午後を駆け抜けて 夜が来るまでまだわからない
運命の歯車も狂うような そんな時を過ごしてたんだ