(1)
乾いた花 :
作詞/あとおとえ :
760_111
手の中で枯れて逝く花。
短夜の夢は憂いで。
あの日には希望、感情。
諸々を消して泣いてた。
譲れない想いとは何。
喩えたらそれは日常。
無くなればきっと、絶望。
不覚にも並ぶ鼓動で。
満ちる光と染まる影から、
逃げたいと考えた事はなく。
当たり前なら思考巡らす、
必要も無いはずと思ってた。
それすら考えたこと、無かった。
僕たちは等しくないモノで、
思うべきは違うところ。
あの笑顔、あの涙、あの日見た星空も。
何もかも心の奥底で、
浮かんだのは違うはずで。
それでもさぁ、何でかな。惹かれたら錯覚だよ。
悪戯に惑わす心。
酔わされて、それでよかった。
覚めぬ夢、枯れない花が、
いつか僕に降り注ぐかな。