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冬の足跡、春の足音 ：
作詞/にんぢん ：
728_67
悴んだ指 ポケットの中に 巻いたマフラーは 赤黒チェック
そういや 貰ったままだった そう言って 今日だけ着けただけ
だから、ってそんな言い訳 うつむき加減で 察して欲しい
だけど、ってそんなホラ吹き 笑ってみよう 空を仰いで
暖かい風 コートの中に 着込んだ服は プレゼントだっけ
わざとに 忘れたフリをして それを見て 今日から土砂降りに
春の風が 吹いている そんな事ばかり 考えている
冬の風が 吹いていく それだけだったと 思い返して
だから、ってそんな言い訳 聞き飽きたって 分かってるけど
だけど、って嘯いてみる 笑って欲しい 欲しい ばかりだ
桜の花と 春の小雨が 新しい靴に 降りてきたけど
おおげさに 喜ぶフリをする 君を見て 今日だけ微笑んで
だから、って そんな泣き声 「置いてかないで」も 聞き流したけど
これも、って 自分に言って さぁ 次だって 軽いステップ
冬の足跡 眺めてる そんな言い回し 考えている
春の足音 聞こえてる そんな気分を 思い出して
春の風が 吹いている