(1)
仕舞に枕と扇を :
作詞/あとおとえ :
713_72<>713_73
ガラスと素足で踊る
夢を抱きながら
ノイズは部屋中響き
増える破片だけ 見つめてた
鼻つく鉄味の水が
そこに溜まってく
虚ろな瞳でそっと
俺に一瞥を くれただけ
月が昇る頃に また見かけるだろう
容易くも難しい この手で触れること
目の前に下げられた縄を見つめ
透明な少女に この手で触れること
今でもまだ 心が決められず 夜を過ごす
最初に見せた 羽根も
今は仕舞われて
少女は隣に座り
俺に一瞥を くれただけ
月が光る間 まだ終わりを告げず
容易くも難しい この手を引いて欲しい
目の前に落ちている刃を見つめ
透明な少女は この手を引いてくれず
今でもただ 唇閉じながら 夜を過ごす
近く遠く座る その少女は無表情で
今もとつおいつ 少女を見て