(1)
改心流(かいしんりゅう)/ :
作詞/無楽 :
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二尺三寸の心で
ここに至りし経緯(いきさつ)を
誰が聞くとは想うも無しに
鬼が語る 別れの話
聞くに堪えない 愚かな話
哭きながら振る太刀の風切り 胸の奥にて もがり笛
粛々と しくしくと 冬の帳に泣くものは
恋の秘術を願えば
春の盛りの蝶いわく
言わずこそ花 知らずこそ華
色にとまる 術(すべ)のみを知る
そんな貴女の 心を抱いて
冬の枯れ木の哀れを知れば 耳をくすぐる 風があり
粛々と しくしくと 声を枯らせて泣くものは
誰の心をまた改めて 誰も彼をも温めて
粛々と しくしくと しくしくと 粛々と
胸の底にて 泣くものは