(1)
缶蹴りで数を数えてたら誰もいなくなっていた夕方 :
作詞/ものぐさ大臣 :
646_14
幼い頃に 遊んでた記憶
とても奇麗な ジグソーパズル
小さい頃に 遊んでた記憶
透明なままの ジグソーパズル
鬼ごっこ 缶蹴り
かくれんぼ やったね
でもそれはある日突然に やってきた
ガラスを砕くように 透明なパズルに
ヒビが入って 白くなって
ガラスが砕かれて 透明なパズルが
音を立てて 崩れていく
缶蹴り続けていて 夕方になって
みんな帰って 一人残る
缶蹴りの鬼だから 帰るに帰れない
太陽さえも 沈んでいく
たった一人 残され
帰るにも 帰れない
でもそれは誰もが帰った 後だった