(1)
携帯電話と涙声 :
作詞/にんぢん :
635_94
夜の部屋に浮かぶ液晶 浮かんだ文字に 一喜一憂 夜が更けて 気がつかなくて
落し物は 夢と希望と 感情と 数えだしたら きりがないから
探し物は 君と自分の キモチだけ 探し始めて 終われないから
どんなに夜を重ねても
前に進めたのは ほんの数歩
どんなに好きを重ねても
君に近寄れたのは 数センチ
そうして今日も 夜が来る
朝の部屋に聞く涙声 浮かんだ文字が 滲んでしまい 昼が来ても 乾かないまま
こんなに好きを伝えても
縮んだ距離感は 見当たらない
これだけ君を思っても
振り向いてくれない 知らないフリ
そうして間が 出来上がる
どんなに日々を重ねても
君と僕の距離は 変わらなくて
これだけ愛を重ねても
重ねた高さは 数センチ
そうして今夜も 朝が来る