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白銀狐 :
作詞/94スレ473 :
94_473
呟く祝詞 星は散華の言の葉
琴音(コトネ) 律す聖哀歌(ミサ) 爪弾き響く
狐子(キツネゴ)は白い衣に包まれる 啼く事もせず
揺らめく命灯(メイトウ)の蝋燭燈し あの空眺めてた
空に舞う幾つもの 子守唄に抱かれし児(コ)
笑顔を残して咽く事もなくただ「有難う」と
手に取れば消える一時の幻はしゃぼん玉
禍々しき音色 止め処なく浮かんだ過去に手を伸ばした
両手から離れる洸 鎮魂歌(レクイエム)のような旋律(メロディ)
道上(ミチウエ)に咲く一輪の雪花(セッカ)垂れる血に染まる
蒼い月に照らされる花火は垂れ
きらきら滲み捧げる血の雨 地に消えゆ
胡蝶の群れ舞い上がる 焼色硝子(ステンドグラス)のように
椿薫る二月夜揺れる炎 思い出焦す