(1)
ドコニモナイ :
作詞/にんぢん :
455_103-104
何処にも無い 自分の星 掴めなかった 夢の中
哀しいほどに 高く上る 僕の両手じゃ 届かない
見つからないの 自分の気持ち 分かんなかった 胸の中
虚しいほどに 遠くなる 私のままじゃ 届かない
沈んでいく 心の海の中 底にはとても息が持たない
潜っていこうと 心の自分 底まで潜る 胸を張って言う
泣いている 心の空の中 雲にはとても届くわけが無い
意地でもいこうと 心の自分 紛い物だと 気付かなかったね
気付いた時にはもう遅かったのに
覗いたところで 変わる事は無く 潜ったところで 気付いてから啼く
飛んだところで 届くことは無く ちっぽけなままの 不甲斐無さに啼く
困っている 心の国の中 出るにはとても勇気が足りない
黙っていこうと 偽者の声 夜には抜ける 大きな嘘で
止まっている 心の歯車 とてもじゃないがもう動かない
大丈夫だよと 偽者の顔 もう直ぐ動く いつもの嘘で
分かった時にはもう遅かったのに
何処にも無い 自分の場所 見つからなかった 頭の中
馬鹿らしいほどに 動き回る 僕の両手じゃ 掴めない
救い出せない ガラスの自分 触れられなかった 剥き出しの手で
悲しいほどに 崩れ去る 僕の両手じゃ 掴めない
分かっている 頭の中の僕 分かったフリで 走り抜けたね
黙らせたんだ 偽者の声 もう大丈夫と 小さな嘘を
気付いている 心の中の僕 分かっていると 自分に嘘を
黙ってなかった 偽者の声 また会えたねと 大きな牙を
分かった時にはもう遅かったのに
覗き込むには 勇気が無くて 分かった時には 遅すぎて啼く
飛んでいくには 勇気が無くて 飛べた時には 意味が無くて啼く
分かっている 頭の中の僕 分かったフリで 走り抜けたね
黙らせたんだ 偽者の声 もう大丈夫と 小さな嘘を
気付いている 心の中の僕 分かっていると 自分に嘘を
黙ってなかった 偽者の声 また会えたねと 大きな牙を
分かった時にはもう遅かったのに