(1)
迎え送り :
作詞/無楽 :
406_232
道に咲くのは迎えの明かり
今は昔の面影も
会いに来たよと頬よせて
闇にくゆるは送りの煙
後ろ髪引く悪い子の
母を呼ぶ声背に受けて
送りて迎えて 戻るはこの世
同じ夜に浮く華だから
梢落ちても 傍にいられる
横たわるのは 同じ木の下
雨の小道にジャノメの姿
紫陽花の下 迎え来る
あなたの影がうれしかった
迎えて送りて 戻るはあの世
あの日と違う戻る場所
幼い頃の 送り迎えと
葉月にともす 送り火を
重ねてみても 帰ってこない
何が違うの 送りて迎え
迎え送れる あの人の影