(1)
ペイルライダー :
作詞/カリバネム :
349_47
八時過ぎの灯台 焼けた右腕を振る
一番早くに落ちた雨粒の気持ち
窓際に立っている 疲れ顔のペイルライダー
紙くずみたいに風に飛ばされてしまう
坂道が途切れて目を開いた
息を止めて見ていたものは
世界中駆け巡るように
日々が過ぎてゆくのが好きだから
二人は何も知らなくて良いよ
揺られながら生きてゆく
誰かの指先が窓を押し上げたから
愛しい匂いと 強がりが息絶えた
悲しみより早く落ちて行くもの
くわえた指 思い出すよりも祈っていた
世界中駆け巡るように
日々が過ぎてゆくのが好きだから
真夏の夜の夢のあとさき
揺られながら生きて行く
世界中駆け巡るように
揺られながら生きてゆく