(1)
夏影 椿 ：
作詞・作曲/ミヤコ ：
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雨の中、私を見つけて
手を引いた貴方は
どこか遠くを眺めては
歌をくちずさんだ
醜い私に貴方は
彩る四季を語っては
枯れた四肢を優しく撫でて
愛を教えてくれた
何も知らなければ良かったのだろう
それでも咲いた赤い花
聞こえる祭囃子の雑音
貴方には届かない？
行きなさい、行きなさいと
手を振る事が出来たなら
恋い焦がれ 色濃く映る
貴方を忘れられるかな
もしも行ってしまいたいのなら
どうか私を裏切って…
響く音は貴方への誘惑
震える掌、握り締めて
私を見つけてくれた貴方は
今にも消えそうで
何も知らなければ良かったのだろう
それでも咲いた赤い花
貴方を失うぐらいなら
いっそ首を切り落とそう
おいでませ、おいでませ、と
手招きするあちら側
恋い焦がれ 色濃く映る
貴方の瞳の奥
もしも行ってしまうのなら
どうか私も連れて行って
おいでませ、おいでませ、と
手招きするあちら側
恋い焦がれ 色濃く映る
貴方の瞳の奥
行きなさい、行きなさい、と
手を振る事が出来たなら
恋い焦がれ 色濃く映る
貴方を忘れられるかな
行かないで、行かないで、と
手を握る私を見て
恋い焦がれ 泣き叫ぶ
赤く腫れ上がる瞼に触れて
行かないで、行かないで、と
繰り返す私の声が
行かないで、行かないで、行かないで…