(1)
くもりのちあめ ：
作詞/ゐそ ：
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雨が降る街を一人 雨が止まない街を一人
この通りは忘れられて 野良猫すらも横切らない
雨が降る街を一つ 雨で沈む街で一つ
この雨空は忘れられて 傘の花々も咲かない
晴れが来ぬ街を二人 晴れが見えない街を二人
この通りは見えなくなり 野良犬だって素通り
晴れが死ぬ街を二つ 晴れがいない街で二つ
この通りで待った姿も もう見えず濃霧の彼方に
インクの色の滲んで もう心のかけらもない
まだらな絵画で君が微笑む夢
晴れを知らない子を一人 雨を知る人一人
この背が同じ影を 持つことにまだ気付かない
晴れを待つ子が一人 雨を見る人一人
この姿が同じことを 知る人は誰もいない
また二人 また一人 また誰もいない