(1)
一夜 :
作詞/あとおとえ :
718_22<>718_24
吹き溜りの街 捨てた言葉達
正解も不正解も 答えは未来で
雨上がりの空 月が綺麗だね
その声ももう君には 届かない現実
選べない選択肢 無意味な模様
「ごめん」と「無言」が 揺れる視界
二人の答えが 同じだったなら
重ねた手と心に 隠れた冷たい部分
温め合えたなら 笑顔も絶えず
独りで無言の部屋 背中を合わせた壁に
残った後悔が 浮かんで消えた
繕ったことは 良識の上で
やましさは無いはずだと 思いを乗せたら
仲直りの先 見えた僕らは
今にもすぐにその手 放してしまいそう
干乾びた嘘の舌 無意味な涙
自嘲の階段 最上階へ
開いてた心が また閉じていく
重ねた手と心に 隠れた冷たい部分
温め合えたなら 笑顔も絶えず
独りが座った部屋 小さな向こうの窓に
綺麗な満月が 浮かんで見えた
夢と嘘と 逃げ出す雲だ
気付かないまま 雨が止んで
傘と月と 呟く声が
広すぎる部屋に 響き渡る
明るい空だ 冷たい夜の
余韻さえも 掻き消したら
僕らは何処で 目覚めて今日も
同じ空を 見上げてたら