(1)
ナツマツリ。 :
作詞・作曲/音羽 :
54_210
夏のある日ケータイ握り
最後のボタンを押すのです
送信と書かれたそのボタン
勇気を出して押すのです
きっかり3分 返信が
いいよ。行こう。たった6文字
だけど私は嬉しくて
思わずガッツポーズです
浴衣姿の私に
きれいと一言呟いた
不器用なその優しさに
私の心も夏祭り
彼に少し近付きたくて
手を差し出してみたけれど
彼はそれに気づかなくて
夜空に咲いた花火ひとつ
背の高い彼の顔は
よくわからなかったけど
ほんのり赤く見えたのは
屋台のせいか幻か
彼に少し近付きたくて
手を差し出してみたけれど
彼はそれに気づかなくて
夜空に咲いた花火ひとつ