(1)
鶏 :
作詞・作曲/ミヤコ :
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飼い慣らされた鶏は
今日も地面の餌をつついていた
毎朝同じように鳴いては
毎日同じように餌をつついていた
ケージ飼いの鶏は
ただ卵を産む為だけに生かされ
その生活から逃げ出せば
生き方なんか知らないから弱り果てる
ああ 何度も君に叫んでいるじゃないか
騒音に似た高らかな悲鳴
鶏は今日も鳴く
繰り返しの日常は自分の為じゃなかった
ケージに飼われる“自由”
欲しいモノはずっと手に入らない
ああ 何度も君に叫んでいるじゃないか
最初から生きる理由なんてなかった
さあ 役目を終えるまで君に産み落とそう
空虚に満ち足りた私の栄養を
このままじっとして毎朝鳴いていよう
騒音に似た高らかな悲鳴
*編註/コメント: