(1)
悲ぐらし :
作詞/無楽 :
393_298
いつも一人で悲しいあなた
カナしカナしや 恋し恋しや
人も消えゆく夕暮れに
風も吹かない小道の奥で
道の両側 ざわめく心
その中に過ごすひと夏は
回り続ける風車
竹の中からおとぎの話 月に帰ったあの子の影を
胸に抱きつつ 肩を震わせ カナしカナしや 恋し恋しや
草木も眠る朝の中
霧も届かぬ小道の奥で
笹の葉の上 転がる心
朝日浴びれば消えて散る
新月に咲く夢花火
竹の中からおとぎの話 月に帰ったあの子の影を
胸に抱きつつ 肩を震わせ カナしカナしや 恋し恋しや
昨日を過ごし 今日を暮らして 明日を生きるは誰の為なの
春にも咲かず 冬すら枯れず 変わらない故 変われない故
誰がつけたの 悲しい名前 永久を生きては その悲(ひ)をくらし
心死ぬまで 泣き続けるの 恋しカナしや 無限の心
カナしカナしや 恋し恋しや