(1)
夢庵 :
作詞/無楽 :
289_9
いまの君の手誰がとる
君がひく紅誰のため
君の髪結い褒めたとき
頬を染めたは僕のため
髪を結ぶ手袖をひく手も 夢に見るしかない今は
一人寝の涙落とすのが 夢か現かわからない
振袖を着た君想う
似合う色さえ知る僕に
夢の庵に座る君
顔を伏せつつ指絡め
似合うと聞いて顔あげて 撫でてほしいと肩よせて
君の髪色とかした部屋で 起きて泣くのは夢うつつ
夢の庵に留まるは 死ぬを望むと知りつつも
現いれれば心死ぬ 君に会えればこの身が滅ぶ
涙落として横になる 君に会えればそれがいい