(1)
セイレーンの魔法 :
作詞/提訴 :
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音も出さずに消える魔法で 僕の掌を彩っても
くるりと返しバラバラになる その温度に意識 取り戻す
風が吹いたら折れそうな程 細くなった君の両腕も
破れかぶれで飛ばした紙飛行機に乗れるんだ
音も出さずに君にさよなら 僕の脳からこぼれ出した
ギターフレーズが突き刺した月からウサギ零れ落ちる
積み木崩しと 煙草の明かり セイレーンは今日も歌うんだ
幾何学模様 足を止める程 美しいと僕は息を飲んだ
そうしてまた歌う 歌う 歌う…
風が吹いたら君にさよなら 動かなくなった君の両腕も
ベースラインがぶん殴った雲から少し涙が零れ落ちる
貧乏ゆすりと 煙草の香り セイレーンは今日も歌うんだ
無機質な部屋 気が狂う程 美しいと僕は息を飲んだ
そうしてまた歌う 歌う 歌う…