(1)
記憶 :
作詞/詩街 :
1011_103
部屋の片隅 ストーブの前
室内温度は上昇中だけど
心象温度はいまだ低いままで
また 設定温度を 3度上げた
機械的な悲鳴が響く
焦って ドアを開けて 空気を入れ換えた
それでも それでも
鳴り止まぬ悲鳴 過呼吸を起こして
救われずに消えた 嗚呼
夢を抱いた時もあった
灯りを点していたはずだった
無理矢理すぎて
何が何だかわからなくなって
全てを塞がれた あの日
自分で塞いだのは解ってるけど 今は
部屋の片隅 ストーブの前
電源ボタンを 再び押した