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辺りの景色 :
作詞/jas39 :
1011_69
染まる街路樹 木漏れ日の中 気まぐれな空にわか雨
役に立たない会社の置き傘 雨宿りした喫茶店
冷たい指を暖めるコーヒーの香り
隣り合った席で交わす他愛無い会話
ちょうど一年前 隣り合った記念日
カップの中には 不慣れなラテアート
一緒の時間が 少しずつ増えて
辺りの景色が 穏やかに見えた
雑踏の中 息は白くて 足元がすべる残り雪
積もらないはずの天気予報 溶けた小さな雪だるま
かじかむ指を握り締めるシルエット
今日という日を祝うイルミネーション
ちょうど三年前 約束交わした
凍えた指には リングは似合いますか
霞んだ空気が 少し張り詰めて
辺りの景色が きらめいて見えた