(1)
死亡確認 :
作詞/詩街 :
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一匹狼を気取るあいつは
「皆より上だ」と言いたげに
分厚い本でシャットアウトする
彼はもう死んでいる
不思議ちゃんを気取るあいつは
「面白いね」と囲まれて
心の中で喜び笑う
彼女はもう死んでいる
比喩で濁った視界の中で
理由で歪んだ感情を
全て本物だと思い込んでる
馬鹿馬鹿しいったらありゃしない
誰かに作られた言葉に縛られ
誰にもない個性を探す
問題は未来に置き去りにして
結局自分で自分を殺している
桜の花びら舞い踊る
何かを告げている気がする
嗚呼 もう僕も死んでいる