(1)
パステル ：
作詞/左折 ：
926_58-59
いつだって君は急ぎ足
海岸へ続く道を一人
転がるように駆け抜ける
その目に何を映している？
汚れてしまった思い出を 大切そうに抱え込んで
寂しげな笑顔一つだけ ここに置いて去って行った
小高い 丘の上
君のショートヘアー 風が揺らす
階段を 登るには
僕にはちょっと 怖かったんだ
いつだっけ こんな夢をみてたのは
ボヤけた夏の景色に一人
擦り傷はずっと治らずに
靴紐は上手く結べない
小さい 扉の前
開いた掌 残ったのは
僅かの 君の欠片
それすら全部 溶け出して
途切れてしまったあの時の 転がり出した音楽が
頭の中で固まって 今も眠れないままさ
小高い 丘の上
君のショートヘアー 風が揺らす
階段を 登るには
僕にはちょっと 怖くて
痛みに 慣れていく
君の面影も 忘れてしまう
それでも あの優しい
海岸へ続く道を下る