(1)
おもひでエレジー :
作詞/燻製キャロット :
919_14<>sk7_217
電柱の影を ぴょんと飛び越して
伸ばした両手の 曲線をなぞった
忘れられない 色褪せないポーズでチーズってね
目蓋で合わせて ファインダー通して
そして 型どって陰るのさ
僕ら 何度も息継ぎしながら 日々を泳いで抜けるのに必死で
季節 変わり目に夢をみました 朝にぼやけて影だけ残した
ドラマチックな言葉いまいちど アルバムの中の君におくろう
曲がり角で待って ほっと息を吐いて
間延びした影の 淵を踏んだんだ
君は知らない 嘘つけないルーズな時間だってさ
目蓋を閉じたら もう少し待ってよ
二つの影が 重なるのさ
どら猫がひとつ伸びをして 我が物顔で前を横切る
もしも その体が黒なら 僕は慌ててそれを止めただろう
僕は 何度も息継ぎしながら 息を止めて歩くのに必死で
今日の 変わり目に夢を見たなら 朝には忘れて溜め息をこぼした
ドラマチックな時間もういちど フィルムの中の君とおくろう
僕ら 何度も息継ぎしながら 過去を忘れようとして必死さ
花の 散り際に君をみました 視界ぼやけてそこに立ち尽くす
ドラマチックな言葉いまいちど 記憶の中の君におくろう