(1)
風になりたい :
作詞/jas39 :
888_110
淡々と まっすぐに響かせて 朗々と 辺りに響かせて
ありもしない世界が見える頃 枯れた枝を踏みしめて我にかえる
記憶に何度もたたまれた 季節の風が巡る頃
又逢えたねと微笑んで ああそうだねと頷いて
優しい君を知るたびに
自分を食むのが止められず
そんな事すら見透かしている
残酷な君に埋もれる
呼吸を忘れる
黙々と 躊躇いを見せずに さらさらと こだわり無いまま
あるはずの世界が消える頃 舞い降りた氷の華に目が覚める
記録が何処かにまぎれても 季節は風を連れて来る
又歩こうと微笑んで ああそうだねと俯いて
優しい君を知るたびに
自分がどこかに消えてゆく
そんな事さえ気に留めない
眩しい君に透かされる
自我を忘れる
思うことが罪になりそうで
自分を消して風になりたい